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東京と沖縄でメニュー開発、撮影用料理の調理・スタイリング、撮影
沖縄本島でオハナ食堂(カフェ&雑貨)を経営しています☆

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なぜ、いま食育?

食育基本法が施行されたのが、今から10年ほど前の平成17年7月。
昔は当たり前のように家庭で伝承されていた食を
いまや法律にしなければならなくなった背景には
日本が抱える様々な危機的問題がありました。

食育の雑誌「笑う食卓」の編集をしていたとき、
家庭、学校、企業、地域、生産現場など
いろいろな食育現場を取材しました。

そこで感じたことは、
そのほとんどが団塊の世代が結婚して核家族が増えた
昭和50年頃を境に少しずつ変わってきているということです。

家族それぞれが忙しい日々の暮らしの中で、
そろって食卓を囲む機会は少なくなりがちですが、

「食べること」が単に空腹を満たすだけでなく、
食べ物の命をいただいているということ、
食べたものが体を作っているということを
考え直す時期にきているのではないかと思います。

下記に日本の食の問題のほんの一部を紹介します。

1:6つの「こ食」
独りで食べる「孤食」、同じ食卓で家族がバラバラの料理を食べる「個食」、食べる量が少ない「少食」、同じものばかり食べる「固食」、パンや麺類など粉を使った主食を好んで食べる「粉食」、濃い味の料理を好む「濃食」。6つの「こ食」が慢性化することで、栄養が偏ったり体に対する問題だけでなく、わがままで協調性がなかったり、ちょっと注意されただけでも、すぐムカついてキレたりする原因のひとつになると言われています。



2:生活習慣病の増加
メタボリックシンドロームという言葉をよく耳にしますが、お腹周り(男85cm以上、女90cm以上)に加え、高血圧、高脂血症、高血糖が2つ以上基準値を超えた場合にこう診断されます。食の欧米化と運動不足が主な原因で、ガンや心疾患などの生活習慣病にかかるリスクがぐんと高くなります。テレビなどのメディアでは、様々な健康法やダイエット法が紹介されていますが、もちろん、万人に当てはまるわけではありません。そういった情報に左右されるのではなく、何をどれだけ食べるといいのか、体は何を求めているのか、自ら食べ物を選ぶ力を身につける必要になってきます。また、生活習慣病の治療費(医療費)には国家予算の約1/8が当てられています。メタボは考えている以上に深刻な問題なのです。



3:自給率低下と食品ロス
今、日本の自給率はカロリーベースで計算して約40%。ということは60%の食べ物を外国からの輸入に頼っているのです。日本の農業従事者は年々減っており、その過半数以上が65歳以上のお年寄りです。私も農家に生まれ、今も時々、奈良の実家に米づくりの手伝いに帰りますが、次の日は必ず筋肉痛になるほどの重労働です。こんなに重労働にもかかわらず、米をJAへ出荷しても、スーパーに売られているよりも、安い安い金額にしかなりません。自分で育てたお米を食べられるのは、とても幸せなことですが、重労働に、お高い機械も必要なわけで、農業を続ける人が減ってしまうのも仕方がないのかもしれないのかなとも思います。現在は田舎へ移住し、農業をする人が増えていますが、それも割合にすると、ほんのわずかです。
また、日本では多くの食料を輸入に頼っているわりに、年間約2200万トンもの食べ物を捨てています。これは金額にして約11億円。これだけあれば、世界の飢餓に苦しむ多くの人を救うことができるのです。



4:ゆらぐ食の安心安全
食品の表示偽造にBSEや鶏インフルエンザ、度重なる食の不安。安い、手軽というだけでなく、どんなものが安心なのか、消費者が見る目を養い、安心な商品を選ぶという時代になってきているのだと思います。

食育のこと もくじ

☆なぜ、いま食育?
 日本の食の問題とは??

☆これからの食育
 日々の暮らしの中で
 ちょっと食育。